投稿日: 2024年03月29日
集団規定について
集団規定は計画的な都市づくりのための規定で建築設計において必ず知って
おかないといけないです。
集団規定で規定されている建物の大きさを決める面積や高さの制限を正しく
理解しなければなりません。
主に、用途地域、容積率、建蔽率、高さ制限、防火地域があります。
・用途地域
用途地域とは、建築できる建物の用途・規模を制限している地域です。
・容積率
容積率(ようせきりつ)は、敷地面積に対する延べ床面積の割合。
・建蔽率
建蔽率とは、敷地面積に対する建築面積の割合
・高さ制限
高さ制限は主に道路斜線制限等のことをいい、道路斜線制限とは、建築物に
よって道を閉鎖的な空間としないよう定められた「高さ制限」です。
道路の境界線から斜めに引いた線を超えないよう、建物の高さを制限すること
から「道路斜線」と言われています。
・防火地域
防火地域とは、都市計画で指定される地域で、市街地での火災を防止する
ため最も厳しい建築制限が定められた地域です。
防火地域は駅前などで建物が密集し、人が集まる繁華街での火災の被害を防ぐ
ため、市街地の中心部に指定されている場合が多いです。
また、消防車や救急車など、緊急車両の通行を確保する目的で、幹線道路沿い
もよく防火地域に指定されています。
投稿日: 2024年03月14日
今年ももう3月です。
ついこの間お正月だったのに、特に最近時間の経つのが早く感じます。
これネットで調べるとジャネーの法則というらしい、、、
「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」
簡単にいうと、
50歳の人の1年は人生における1/50ですが
5歳の子の1年は人生における1/5になり
人生における1年の割合が小さくなるほど体感として
1年が短く早く過ぎると感じるということだそうです(^^;
これの原因って新しい刺激を受ける頻度が子供の時期の方が多く
意識に残り長く感じるかららしいのですが、
一方で楽しい時間はあっという間に感じられ
退屈な時間はやたら長く感じることもありますよね?
これは調べてみると楽しい時はドーパミンが放出されて
体感が短く感じるんだとか、、
なんか矛盾しているように感じるのですが、
中長期的なスパンと短期的なスパンでの体感ってことなのかな?
よくわかりません(笑)
まあこれはあくまでも体感のお話しで
時間は等しくあるわけで
その時、その時で
悔いのないように遊び、学び、働くしかないよねって
身も蓋もないような締めで(^^;
投稿日: 2024年02月29日
設計業務未経験から入社した私が建築についてご紹介するブログです!
第32回ではサイディングについて説明します。
サイディングとは定型のサイズで作られたパネル状の外装材を指し、外壁に使用されます。
以前は外壁の仕上げはモルタル(セメントと砂と水を練り上げたもの)が一般的でしたが
サイディングはモルタルを塗る場合に比べて
工期が短くて済むことや工場で生産されて品質が安定していることから
今では仕上げの主流となりました。
さて、一言にサイディングといっても材質により大きく4種類に分けられます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
①窯業系サイディング
セメントと木繊維を高温高圧の窯で硬化させて作られることからこのように呼ばれています。
デザインのバリエーションが多い点や
切断、穴あけの加工がしやすいことから
サイディングの中でも最も使用されているのがこちらになります。
②金属系サイディング
ガルバリウム鋼板などの金属で芯材の断熱材を挟んで作られることから
このように呼ばれています。
表面が金属のため雨や雪が浸透せず、劣化を防ぎます。
③樹脂系サイディング
塩化ビニル樹脂を板状に加工して作られることからこのように呼ばれています。
耐久性が高いため北米ではよく使われているのですが
バリエーションの少なさや国内メーカーであまり取り扱いがないことから
あまり馴染みのない種類です。
④木質系サイディング
天然木に塗装を施し作られることからこのように呼ばれています。
木目により温かみのある見た目になるため、
外観にこだわりたいという方に人気のある種類です。
しかし、天然の木を使用することから
高価である点や水に弱く劣化しやすい点があるため導入する際は注意が必要です。
先程紹介した窯業系サイディングにも木目調のものがあるため
それを使用するのもいいかもしれません。
外壁の仕上げの選び方は
見た目はもちろん家の寿命にも関わってきます。
それぞれの特色を知ることが大切です。