日射遮蔽型と日射取得型

投稿日: 2021年11月09日

以前省エネ基準適合義務化の記事を書いたように住宅の断熱性能が非常に重要で快適な住空間を
得るためには欠かすことのできないものです。
その中でも窓は一番熱の出入りが多く断熱性能においては窓は重要です。
窓のガラスはガラスが2枚になったペアガラスで中に金属膜が入っているものをLow-Eペアガラスといいます。
現在では住宅の窓は単板のガラスではなくほぼこのLow-Eペアガラスが使われています。
 
この中に入っている金属膜は太陽の紫外線などの放射熱をカットする役割があります。
外側のガラスに金属膜をコーティングするタイプのものを日射遮蔽型
内側のガラスに金属膜をコーティングするタイプのものを日射取得型といいます。
この二つの使い分けですが、
一般的には北、西、東面の冬場の熱の取り込みを期待しない窓には日射遮蔽型にし、
夏場の日差しを遮ります。
冬場に熱を取り込みを期待する南面には日射取得型を使用します。
南面も夏場の日差しを遮る為に日射取得型にした方が良さそうに思いますが、
一般的に冷房費よりも暖房費の方が高い為、冬場に熱を取り込む方が効率的です。
では日射取得型の南の窓は夏場どうするかといえば、
窓の外側に庇やシェードで日差しを遮るように建築側で対応します。
夏の太陽高度は冬の太陽高度より高い為、冬の日差しを遮ることなく、庇等で夏の日差しを遮ります。
日射遮蔽型と日射取得型では金属膜の位置が違うだけなので金額的なものは変わりません。
日射遮蔽型と日射取得型を上記の一般的な使い分けを理解し、部屋の使い方や地形的なものも加味して
どちらにしたら良いか考え設置することでより効率的に省エネルギーが図れます。