投稿日: 2024年03月29日
集団規定について
集団規定は計画的な都市づくりのための規定で建築設計において必ず知って
おかないといけないです。
集団規定で規定されている建物の大きさを決める面積や高さの制限を正しく
理解しなければなりません。
主に、用途地域、容積率、建蔽率、高さ制限、防火地域があります。
・用途地域
用途地域とは、建築できる建物の用途・規模を制限している地域です。
・容積率
容積率(ようせきりつ)は、敷地面積に対する延べ床面積の割合。
・建蔽率
建蔽率とは、敷地面積に対する建築面積の割合
・高さ制限
高さ制限は主に道路斜線制限等のことをいい、道路斜線制限とは、建築物に
よって道を閉鎖的な空間としないよう定められた「高さ制限」です。
道路の境界線から斜めに引いた線を超えないよう、建物の高さを制限すること
から「道路斜線」と言われています。
・防火地域
防火地域とは、都市計画で指定される地域で、市街地での火災を防止する
ため最も厳しい建築制限が定められた地域です。
防火地域は駅前などで建物が密集し、人が集まる繁華街での火災の被害を防ぐ
ため、市街地の中心部に指定されている場合が多いです。
また、消防車や救急車など、緊急車両の通行を確保する目的で、幹線道路沿い
もよく防火地域に指定されています。