投稿日: 2022年07月15日
設計業務未経験から入社した私が建築用語をご紹介するブログです!
第11回では防蟻についてご紹介していきます。
木造の住宅に住んでいると特に気になるシロアリ被害…
知らないうちに住宅がボロボロになっていた!なんてことがないように
被害の内容や対策方法を知っていきましょう!
木を主食とするシロアリ。代表的な被害として挙げられるのは
柱や梁などへの食害で家の強度が下がることです。
本来しっかりと住宅を支えるはずの柱が被害に遭っていたら…?
そうとは知らずもし大きい地震に遭ってしまったら倒壊の恐れがあります。
また、シロアリはジメジメしたところを好むため床下にも発生します。
支えきれなくなり床を踏み抜いたりするかもしれないため危険です。
そうなってからでは遅いので、新築時にシロアリがいないうちに対策をしておく必要があります。
例えば土壌処理という方法があり、土の中に防蟻効果のある薬剤を散布することによって
薬剤層を作りシロアリの侵入を防ぐことができます。
他にも木部処理という方法があり、木材に防蟻効果のある薬剤を塗装することによって
シロアリ被害を防ぐことができます。
新築時に防蟻処理をしていない場合でも、殺虫剤を使用して対処したり忌避剤で予防することができますが
すでにそれでは対処できない…!というケースなら防蟻工事をおすすめします。
防蟻工事は床に穴を開け薬剤を注入する注入処理や床・壁に薬剤を吹き付ける吹き付け処理であったり
床下換気扇を設置して湿気がこもらないよう対策をするなど内容は様々です。
住宅の状況にあった方法を選択しましょう。
また、シロアリがおとなしいのは冬などの乾燥したシーズンなのでその時期に工事が適していると言えます。
もう少し先ではありますが今のうちに検討しておくのも大事でしょう。