投稿日: 2022年12月08日
設計業務未経験から入社した私が建築についてご紹介するブログです!
第19回では給水配管についてご紹介します。
給水・給湯の工法に種類があるというのはご存知でしょうか?
代表的な工法として先分岐工法とさや管ヘッダー工法というものがあります。
給水管を必要な箇所に応じて分岐するのが特徴です。
画像のように、給湯器から一番遠い設備まで
配管を伸ばし、途中でジョイントを使い分岐させることによって
配管の本数が少なく済み、コストが安く済みます。
デメリットを挙げると、複数同時使用による水量の変化が大きいことや
ジョイント部分からの漏水の恐れがあるという点です。
画像のようにヘッダーを起点としてさや管(合成樹脂管)を
各設備まで接続するのが特徴です。
各設備ごとに配管が分かれているため、
配管にトラブルが生じた際に原因を突き止めることや交換が容易にできます。
また、複数同時使用による水量の変化も小さく済みます。
デメリットを挙げると、配管の本数が増えることによるコストの増加があります。
給水・給湯の工法を決めるときの参考になれば幸いです。