投稿日: 2022年08月29日
設計業務未経験から入社した私が建築についてご紹介するブログです!
第13回では散水栓と立水栓のメリットデメリットをご紹介します。
玄関まわりの掃除や洗車、庭の手入れなどに欠かせない外部水栓ですが
大きく分けて散水栓と立水栓の2種類に分けられます。
それぞれメリットデメリットがあるため
あなたの家づくり計画にどちらがぴったり合うか
こちらを読んで参考になればと思います。はじめに散水栓についてです。
最大の特徴でありメリットなのが形状で
散水栓のボックスが地中に埋め込まれているため
使用していないとき邪魔になりません。
また、外に水栓が出てこないということは
設置場所を選ばないため計画の自由さが広がります。
あまりスペースがないお庭にも良いかと思います。
デメリットとしては使用する際に蓋を開けてホースを繋いで…という手間が毎回生じるため
サッと水栓を使いたい!という方には面倒だと感じられるかもしれません。
次に立水栓についてです。
メリットとしては水栓柱が地上に出ているため
蛇口をひねればすぐ水が使える手軽さが挙げられます。
また、蛇口の位置が高いため地中にある散水栓と違い
屈まずに使えるというのも楽なポイントです。
また、デメリットとしては水栓柱が外部に出ているため設置場所を選ぶというところがあります。
壁際以外に設置するとそこだけ飛び出たような印象になりますね…
スペースか手軽さか、ご自身がどちらを優先されるかによって
外部水栓をご検討されてはいかがでしょうか?
投稿日: 2022年08月18日
アスベストは多くの方が耳にしたことがある言葉だと思いますが、
そのアスベストに関する規制が強化され、
2022年4月以降に着工する一定の規模以上の解体工事及び改装工事には
事前にアスベスト含有の有無を調査し、
調査結果を事前に申請することが義務付けられました。
アスベストとは天然の鉱物で石綿とも呼ばれ、
耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などに優れ安価であったため
1970年から1990年代に建築材料として広く使用されました。
しかし、空中に飛散した石綿繊維を長期間大量に吸引すると肺癌等の原因となることが
わかり2006年以降石綿は完全に製造・使用・輸入禁止になりました。
ですのでそれ以前に建てられた建物には石綿が使用された建材が残っている可能性があります。
一定の規模以上というのは
・延床80㎡以上の解体工事
・請負金額100万円以上の構築物の改造・補修作業
・工作物100万円以上の解体・改造等の工事
となります。
アスベスト建材が使われた建物を使用しているだけでは通常健康被害はほとんどありませんが
ひび割れなどの損傷や経年劣化などがあるとアスベストの飛散の恐れが出てきて
健康被害が出る可能性があります。
2006年以前に建てられた建物は、早めに調査し損傷や劣化を放置せずアスベスト除去等の
対策が必要になってきます。
投稿日: 2022年08月09日
設計業務未経験から入社した私が建築用語をご紹介するブログです!
第12回では真壁と大壁についてご紹介していきます。
漢字からはどんな壁かあまりイメージが湧きませんね…
ではそれぞれの特徴を説明していきます。
まず真壁ですが、壁の表面に柱や梁が見えているのが最大の特徴です。
和室などでよく用いられているのでそういえば見たことある!と思われたかもしれません。
木目が見えてくることで部屋のアクセントになることから現在も好まれている壁の造りです。
また、柱や梁が表に出ているため調湿効果があるところもメリットと言えるでしょう。
気密性を高めやすく、断熱性能に優れていることと
施工が容易で短期間で済むことから現在は大壁が主流です。
見た目としてはクロスだけが見えてくるため
洋室などスッキリと仕上げたい場合によく用いられています。
大きな違いは柱や梁が見えているかどうか?という点です。