投稿日: 2023年01月27日
設計業務未経験から入社した私が建築についてご紹介するブログです!
第22回では天井高についてお話しします。
みなさんはご自宅の天井高について意識したことはありますか?
おそらく多くの方がないかと思います。
実は天井高によって部屋の印象が変わるのはご存知でしょうか?
多くの住宅で採用されている天井高は2.3~2.4mなのですが
これよりも高い、もしくは低い場合の
メリット・デメリットについて紹介していきます。
初めに天井が高い場合についてです。
最大のメリットとしては頭上の空間が広いことにより
開放感が生まれるという点が挙げられます。
また、高くした天井部分に高窓(ハイサイドライト)を設けることによって
日光を取り入れ、明るい部屋にできるでしょう。
しかしデメリットもあります。
部屋の体積が大きくなる分、空調の効きが悪くなる傾向があります。
また、会話や生活音が響きやすいという点も挙げられます。
次に天井が低い場合についてです。
メリットとして挙げられるのは落ち着いた印象を与えられるところです。
例えば和室や寝室など、座ったり横になったりして過ごすのがメインとなる部屋では
むしろ天井が低い方がリラックスしやすいため低い天井を採用するケースが多いです。
また、空間にメリハリをつけるために
同じ部屋内で天井を一部下げる、下がり天井を採用することもあります。
下がり天井には間接照明をつけることもでき、おしゃれな雰囲気が出ます。
デメリットとしては高さのある家具が設置できないため
棚などの大きい家具を購入する際、注意しておく必要があることや
ペンダントライトなど天井から吊り下げるような照明器具を設置すると
頭をぶつけてしまう恐れがあることが挙げられます。