投稿日: 2021年02月19日
土台とは、基礎の上に水平に敷設する木材で柱から伝わった力を基礎に伝達する役割があります。
土台敷きを行う前に、基礎と土台の間に基礎パッキンと呼ばれるものを敷きます。
アクアパッキンという気密パッキンと呼ばれる種類の基礎パッキンを使用しています。
床下の断熱方法としては、大きく床断熱と基礎断熱があります。
床断熱は床組みの部分に断熱材を敷き断熱するもので、床下の空間は湿気がこもるものを防ぐために
換気口や基礎パッキンで通気を取れるようにしています。
断熱性能の面で言うと基礎コンクリートの影響を受けやすく、夏は床下が外気温より低くなり
冷やされたコンクリートが暖かく湿った空気に触れ結露を起こす可能性や施工上気密性を
確保しにくいという点があることから
気密性が確保しやすく、基礎の内側に断熱材を施工することで床下を室内と同じ環境にし、
コンクリートの蓄熱効果も利用することが出来ることから温熱環境が安定する基礎断熱を採用しています。
また基礎断熱には基礎外断熱と基礎内断熱がありますが、基礎外断熱は基礎の外側に断熱材を施工する為
断熱材がシロアリの通り道になり被害を受けやすくなります。
基礎の内側に断熱材を設ける基礎内断熱はコンクリートでシロアリの侵入を抑えることが出来ることから
基礎内断熱を採用しています。
基礎断熱の場合、施工から1~2年はコンクリートから湿気が出るので、
床下も24時間換気となるような換気計画が必要となります。
基礎内断熱の場合、基礎外周と外周と直角にぶつかる基礎の折り返し部分に断熱材を設けて熱橋が出来ないようにします。
大引(床を支える横架材)に鋼製の床束を取付、
剛床工法と呼ばれる24mm厚の床合板を張ります。
次回は建て方工事になります。