投稿日: 2021年04月16日
工程紹介、少し間隔が空いてしましましたが、今回は外壁工事です。
外壁通気工法と呼ばれる建物の構造体とサイディングなどの外壁材との間に外気が流れる層を
つくることによって、壁内の湿気を外部に放出し、内部結露を防ぐ工法です。
柱と柱の構造体間に耐力壁の箇所はダイライト、その他の箇所は合板を張り
窓台部には先張りの防水シートを端部から水が浸入しないようにコーナー部もしっかり立上げて敷き込みます。
ダイライト、合板の上に透湿防水シートを決められた重ね代をとって張っていきます。
その上に通気胴縁といわれる15mmx45mmの角材を取り付けます。
今回は外壁サイディングが横張なので縦方向に胴縁を取り付けます。
この時、窓枠と胴縁の間は30mm程度あけておき空気の通り道を塞がないようにしておく必要があります。
外壁の足元の水切りから空気が入り、
軒下換気口や
オーバーハング金物、
外壁上部の笠木金物から空気が抜けて壁体内の湿気を外部に放出し内部結露を防ぎます。
投稿日: 2021年04月06日
設計業務未経験から入社した私が設計課に所属し日々業務に務める中で、
「このお仕事をしていなかったらきっと知らなかったなぁ…」と感じた
建築の専門用語をご紹介していきます!
第2回では「防火地域・準防火地域」について紹介していきます。
防火地域・準防火地域とは以前紹介した用途地域のように
都市計画法によって定められた地域のことです。
主に駅周辺など、建物が密集している地域は
火災が発生した際に燃え広がる危険性があるため防火地域に指定されます。
また、住居地域などでも防火地域に次いで火災の危険性があるとされる地域は
準防火地域に指定されます。
防火地域・準防火地域に指定された地域で建築行為を行う場合、
火災時に建物内にいる人が避難し終わるまで建物が燃えて崩壊しないことを目的として
建物を火災に耐える構造にする必要があり、通常よりコストがかかります。
これだけ聞くと防火地域・準防火地域で建築するのってちょっとデメリットがあるのかも?と
感じられたかもしれませんがメリットもあります!
まず、防火地域・準防火地域内で火災に強い建物を建築する際は
敷地の建ぺい率の上限が10%加算されます!
建ぺい率は敷地に対してどれだけの大きさの建物を建てられるかの割合のことなので
つまり加算された分、より大きい建物を建築できるのです!
燃え広がりにくいからこそできる緩和ですね!
また、防火地域に指定されるということは
それだけ人が集まっていて便利な地域である!とも言えますね。
いざというときに生活を守るための制限なのです。
こちらをお読みになってお住まいの地域が該当するのか気になった方は
市町村のHPで確認することができますよ!
投稿日: 2021年04月02日
ハザードマップという言葉、昨今の災害等でよく耳にする機会があるかと思います。
ではハザードマップとは何か?
一般的には「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」
とされています。
もう少し簡単に言うと、災害(地震、洪水、津波、土砂災害等)が起きたときの被害と範囲を予測した地図で
被害の範囲や程度、避難経路や避難場所などの重要な情報が地図上に示されたものです。
それらを調べるのに便利な国土交通省のハザードマップポータルサイトがあります。
ハザードマップポータルサイト
その中にわがまちハザードマップと重ねるハザードマップというものがあり、
わがまちハザードマップは知りたい場所を地図上から指定し災害の種類を選ぶと全国の市町村が作成したハザードマップのリンクにとんでくれるもので
重ねるハザードマップは防災に役立つ災害リスク情報などを地図や写真に重ねて表示してくれその場所でどのような災害によるリスクがあるのかが視覚的に確認できます。
現在暮らしている家の場所やこれから家を建てたいと考えている場所の災害リスクや災害が起きた場合の避難場所等の確認にとても役立つサイトです。
災害が起きた時の備えとして住んでる地域を調べたり、家を建てる土地探しの情報として一度調べてみてください。
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